大山町大山の豪円山キャンプ場が新たに「大山キャンプフィールドGOEN」として1日、リニューアルオープンした。車の乗り入れが可能なオートサイト13区画を新設するなど、家族連れなどの団体やインバウンド(訪日客)が利用しやすいキャンプ場として生まれ変わった。
同キャンプ場は1978年、大山隠岐国立公園の標高約800メートルの傾斜地にオープン。施設の老朽化や利用ニーズの変化に伴い、施設を管理する環境省が国立公園満喫プロジェクトの一環で2019年から4年かけて整備した。総事業費約3億646万円。
車をキャンプサイトに横付けしてテントを設営するオートキャンプが増えていることから、道路を舗装してサイトを造成。老朽化が進んでいた管理棟はシャワールームや洗濯機を一新し、トイレを洋式にした。
同日、管理棟で行われた式典で大山隠岐国立公園管理事務所の尾崎絵美所長は「新しくなったキャンプ場が利用者の滞在時間を増やし、地域を盛り上げるきっかけになれば」とあいさつした。
今後、同キャンプ場は隣接する大山ビューハイツが運営事業者として維持管理を行う。営業期間は従来7、8月の2カ月間だったが、今年は紅葉シーズンまで延長し、11月ごろまで営業する。