新聞活用学習の支援サイト完成 6月1日から県内56校試用 平井知事「タイアップしたい」

 

 新日本海新聞社(鳥取市富安2丁目)が鳥取県内の小中学校向けに開発した新聞活用学習支援サイト「日本海新聞forスタディ」が完成し、無償トライアルが6月1日から希望のあった県内56校で始まる。児童生徒一人一人が所有するタブレットに、新聞記事を限定配信。地元の話題に触れる機会を提供することで、子どもの情報活用能力や郷土愛を高める。

 記事は地域ニュースを中心に、平日3本をルビ付きで配信。そのほか、過去5年分の地域ニュースをキーワードや地域、テーマ別で検索でき、レイアウトを選択するだけで簡単に本格的な新聞が作れる「クミハン」機能も搭載した。総合的な学習時間などで活用してもらう。

 試行開始前の30日には、鳥取県庁で平井伸治知事へ完成を報告。同社の吉岡徹社長は「子どもが新聞に触れる機会が減っている中、地元のことを知らずに県外へ出て行ってしまうケースが多い。新聞以外にふるさとの情報を届けようと、学習支援サイトを独自で開発した」と説明した。

 平井知事は県の重点項目として、ふるさと教育に力を入れていることを挙げ、「教材としてうってつけのものが誕生した。ぜひタイアップして、しっかりと広めていきたい」と述べた。

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