鳥取県は18日、高気圧に覆われ朝から気温が上がった。鳥取市青谷と米子市の最高気温が29・9度になるなど、気象庁による観測値ランキング上位10地点に県内3カ所がランクインした。米子市の日野川では稚アユの遡(そ)上が本格化しており、上流を目指し銀鱗(ぎんりん)を光らせ、力強く跳ねていた。
県内各地の最高気温は、鳥取市青谷29・9度(平年17・8度)▽倉吉市29・3度(同18・1度)▽米子市29・9度(同18・9度)-など。県内8地点で今年に入って気温が最も高くなり、6月下旬から7月中旬並みの暑さとなった。
日野川水系漁業協同組合によると、今年は遡上する稚アユの個体数が多いという。米子市吉岡の日野川のえん堤では、体長10センチほどの稚アユが上流に向かおうと、体をくねらせ次々と水面から飛び出していた。
鳥取地方気象台によると、19日は気圧の谷や湿った空気の影響で朝のうちは曇るが、昼前から晴れるという。