北栄で大栄スイカの収穫体験 県内外の就農希望者らが参加

鳥取県が誇るブランド、大栄スイカの収穫や選果場での出荷作業を知ってもらい、就農につなげる産地体験会が2日、北栄町内であった。県内外からスイカ栽培に興味のある希望者が集まり、スイカづくりの魅力に触れた。

 生産者の確保や産地振興を図ろうと、大栄西瓜(すいか)組合協議会が昨年度から取り組んでいる。東京や関西、岡山などから参加した14人が、同町大谷在住で就農8年目の吉見忠亮さん(37)のほ場で収穫に挑戦。吉見さんの指導を受けて、スイカをたたいた音でつまり具合を確認し、生傷がないかなど出荷できる基準をチェックして、大きく育ったスイカを次々と収穫した。

 岡山市から参加した建部新吾さん(50)は、毎年スイカを買いに来町するほどの大栄スイカのファンで「とてもおいしく、自分でも作りたいと真剣に考えている。暑い中で大変な作業だが、やりがいはある」と将来的な就農を希望した。吉見さんは「体験を通じてスイカづくりのおもしろさ、魅力を知ってもらい、就農する仲間が増えればうれしい」と期待を寄せた。

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