鳥取県内の海水浴場のトップを切り、米子市の「皆生温泉海遊ビーチ」が8日、海開きした。悪天候のため市観光センター(同市皆生温泉3丁目)での神事となり、関係者がシーズン中の安全を祈願した。開設は8月27日まで。利用人数は2019年度の約6万人を目指す。
神事では、市観光協会や皆生温泉旅館組合などの関係者約50人が、16日に県西部で開かれる「第41回全日本トライアスロン皆生大会」の安全も併せて祈願。その後の式典で同協会の伊沢勇人会長は「多くのお客さまの笑顔をつくっていく使命に向けて全力で取り組んでいく」と述べ、協力を呼びかけた。関係者はテープカットの代わりにスイカ柄の紙風船をたたき、海開きを祝った。
今季は海浜施設の飲食テナントを増やすほか、海上アスレチックなど多彩なアクティビティを展開。水陸両用のアウトドア車いすやライフジャケットを無料貸し出し、監視カメラやライフセーバーによる監視も強化する。8月の週末などには、夜の砂浜で宝探し体験や縁日なども予定されている。