山本恵三さん個展

山本恵三さん個展

 独立美術協会会員の山本恵三さん(87)=鳥取市=の個展が16日、同市のとりぎん文化会館で始まった。独立展に出品した大作を中心に約60点を展示し、1960年代の抽象から90年代以降の白い半裸婦シリーズまで、その軌跡をたどる内容になっている。20日まで。

 独立展で初入選となった「風景(B)」(63年)から始まり、飾り気のないアトリエ風景を描いた70年代前後の半具象「一隅」、日常的な実像を追求した裸婦と続く。白い半裸婦シリーズでは第62回独立展・中山賞作品の「一隅-海の近くⅡ」(94年)などが並ぶ。

 山本さんは「みんなが手伝ってくれて、回顧展のような内容で開くことができた」と笑顔。同展実行委員会代表を務める評論家の角秋勝治さんは「戦後鳥取の美術をけん引してきた代表的な作家の迫力を見てほしい」と来場を呼びかけた。

会場 とりぎん文化会館
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