全国的にカメムシの大量発生が話題となっている。鳥取県では、特に茶色い「クサギカメムシ」が急増しており、あなたもこの秋、いろんな場所で目撃したのではないだろうか。寒くなってきて安心かと思いきや、まだまだ見かける可能性が…。強烈な悪臭の正体や効果的な捕まえ方を専門家に聞いた。(カメムシ写真あり、苦手な方はご注意を)
クサギカメムシは日本全国広く生息。植物の汁を吸って成長する。5月ごろに冬眠から出てきて産卵を始める。卵を産んだ成虫は死に、8月ごろから羽化した新成虫が越冬場所を探す。これを「一年一化」という。
毎年秋頃にカメムシをよく見るようになるのは、越冬場所探して活動が活発になるためだ。温度変化が少なく、氷点下にならない場所を好むため、人家の周りに集まりやすくなる。
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