福岡市在住のステンドグラス作家、川島政則さん（８３）の作品展が１６日、米子市角盤町のＪＵ米子高島屋・４階美術サロンで始まった。ランプなど約３０点の力作を紹介。ほのかな明かりの中に浮かぶ季節の草花が多くの来店客を魅了している。２１日まで。
川島さんは３８歳の時に独学でステンドグラス制作を開始。ヨーロッパの教会美術に象徴される鮮やかな作品に対し、花鳥風月など日本的な味わいを取り入れ、日本家屋にも調和するよう色調を抑えるなどの工夫を凝らしている。
同店では８年ぶりの開催。柿やブドウ、モミジ、ギンナン、バラといった季節感あふれる絵柄を施したランプやあんどんが並び、訪れた人々が和との融合を満喫していた。
川島さんの息子の洋一さん（５５）は「作品の明かりの中に癒やしの彩りを感じていただきたい」と話した。午前１０時～午後６時。
