「役」演じて認知症理解 智頭で演劇ワークショップ 舞台に人間関係構築ヒント

  • ワークショップの講師を務める菅原直樹さん(中央)=4日、智頭町保健・医療・福祉総合センター
  • 認知症の人と介護する人を演じる参加者

 「老いと演劇」をテーマにしたワークショップが4日に智頭町で行われた。「役」を演じることで、認知症への理解を深めるという試み。それって、どういうこと? “舞台”を観賞すると、人間関係を構築し、円滑にするヒントが見えてきた。

 講師は俳優、介護福祉士の肩書を持つ菅原直樹さん(40)。智頭町に隣接する岡山県奈義町在住で、劇団「OiBokkeShi(オイ・ボッケ・シ)」を主宰している。

 ワークショップに用意したメニューは即興演劇の現場で実践される「イエスアンドゲーム」の介護版だ。まず、介護する人役の参加者が食事や入浴の時間を伝える。認知症の人役の参加者は脈絡のないことを口にする。その言葉を、介護役は肯定的に受け止めるというルール。

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