那岐山「満天星」復活へ 異常気象影響、立ち枯れ急増 智頭の住民、7年かけ育成計画

  • ドウダンツツジの苗木を丁寧にプランターに植える地元住民=15日、智頭町大背の那岐地区公民館
  • 那岐山で咲くサラサドウダン(上)と立ち枯れした今年4月の状況(コラージュ)=写真は智頭町提供

 鳥取と岡山の県境にある国定公園・那岐山(標高1255メートル)で、標高約千メートルから山頂にかけて群生する智頭町の町花「ドウダンツツジ」。異常気象などの影響で10年ほど前から立ち枯れした木が急増し、レッドデータブックとっとりで絶滅危惧植物に指定されている。現況を鑑みた地元智頭町の住民団体が、7年がかりの再生活動に向けて立ち上がった。

 ドウダンツツジは漢字で「満天星」と表記される。赤や白色をしたつぼ形のかれんな花が星のように輝いて咲き誇り、多くの人を魅了する。かつて那岐山登山道には自生するベニドウダン、サラサドウダンが天然のアーケードを形成し、訪れる登山者や地元住民の目を楽しませていたという。

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