鳥取市の夏の風物詩「鳥取しゃんしゃん祭」を前に、祭りを象徴する対の大傘が26日、JR鳥取駅前の風紋広場とバード・ハットにお目見えした。直径3・2メートル、高さ3・2メートルの巨大なしゃんしゃん傘を据え付けた台車が登場すると、通行人が早速カメラを向けるなど、街は一気に祭りムードが高まった。
風紋広場に設置された雄傘と、バード・ハットの雌傘の2基で一対。台車に載せると高さは6・8メートルを超える。毎年8月14日のしゃんしゃん祭では、2基を載せた台車が若桜街道での一斉踊りで踊り子連の先導役としてコースを彩る。
この日は、同祭振興会事務局や市の職員ら12人が、金銀の短冊や鈴、紅白のちょうちん、のぼり旗を台車に組み付けた。
同事務局の鈴木伸吾さん(29)は「祭りの盛り上げ役となる大傘を見て、当日も多くの人に足を運んでほしい」と話した。