新聞の上手な読み方は 県立図書館関連催し 本紙記者が伝授

 鳥取市の県立図書館で開催中の特別資料展「鳥取と新聞」の関連イベントとして、主に小中学生を対象にした講座「新聞の役割を考えよう」が26日、同館で開かれた。新日本海新聞社の記者3人が講師となり、新聞の上手な読み方や見出しの付け方などを伝授した。

 三野陽一報道部長は、新聞の1面には主要なニュースが載っており、時間がなくても記事の見出しと最初の段落「リード」を読めば大方の内容が分かると解説。記者の仕事について「皆さんが面白いとか、学校で友達に読ませたいと思うような記事を書いている」と紹介した。

 丸山修一デジタル戦略部デスクは、見出しのサイズやデザインでニュースの大きさが分かるとし「なるべく少ない文字数で、簡潔に分かりやすく伝えるのがポイント」と語った。実際の紙面に掲載された記事の見出しを当てるクイズも出題し、参加した児童は想像力を働かせて自分で考えた見出しを発表した。

 福安まゆら記者は、鳥取市五反田の製作センターからオンライン中継し、印刷の工程を紹介した。

 米里小4年生の田中基貴君(9)は「新聞はいろんな仕事が積み重なってできていることが分かった。夏休みなので、付箋で見出しを隠し、自分で付けてみたい」と感想を語った。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事