がいなロード開通合わせ販売 鳥取県西部の食材たっぷり弁当

 JR米子駅の新駅舎と南北自由通路「がいなロード」が29日に供用開始するのに合わせ、米子市旗ケ崎で仕出し料理を手がける「縁(えん)」が、鳥取県西部の食材を詰め合わせた「伯耆ええもん弁当」を開発した。重岡勝巳社長(52)は「地元食材の弁当を楽しんでほしい」とアピール。弁当は新駅舎内の市国際観光案内所で販売される。

 弁当は、砂丘長芋と人参(にんじん)▽米子白ネギのぬた(日南トマト添え)▽境港サーモンのネギ味噌(みそ)焼き▽大山豚の焼き豚(大山ブロッコリー添え)▽大山鶏の天ぷら▽星空舞(ほしぞらまい)と牛骨メシ▽鳥取県産スイカゼリー-を九つの升に詰め合わせた。開発には約半年をかけ、「味のバランスを取るのに苦心した」という。

 JR利用客に楽しんでもらおうと弁当箱も工夫。1902年、境-御来屋間の山陰線開業当初の6駅と現在の名所・名産を、同市灘町2丁目の絵師、松下順一さん(67)が鳥瞰(ちょうかん)図でデザインした。重岡社長は「販路を拡大し、郷土の弁当として発信していきたい」と意気込んでいる。

 ◇「伯耆ええもん弁当」は税込み1620円。他に同市が発祥の地とされる牛骨ラーメン風味の「牛骨メシ」(税込み1080円)なども販売。問い合わせは電話0859(21)0433。

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