第43回とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール(鳥取県学校図書館協議会、新日本海新聞社主催、鳥取銀行特別協賛)の表彰式が8日、倉吉市上井町1丁目の日本海新聞中部本社ホールであり、入賞した14人、2団体に賞状や盾が贈られた。
新日本海新聞社の遠藤一郎営業局長が「読書感想文は読書で得た知識や感動を多くの人に伝えることができる。今後もこの取り組みを続けたい」とあいさつした。同協議会の小谷孝会長が「感動を伝えたいと思う気持ちが伝わってきた。今後もたくさん本を読み、世界を広げて」と総評した。
課題図書から「介護の花子さん」を選び、県知事賞(感想文部門)に輝いた河崎聖良さん(11)=鳥大付小5年=は「介護のことを知ることができた。頑張って書いてよかった」と喜びを語り、「みかんきょうだいのたんけん」を読んで県教育長賞(絵てがみ部門)を受賞した有元悠人さん(8)=浦安小2年=は「これからも本を読んでいきたい」と笑顔で話した。
同コンクールは子どもたちの読書力や表現力を育むことを目的に、県内の小学生以下を対象に毎年開催している。本年度は作品の感想をイラストと手紙文で表す絵てがみと、文章で記す感想文の2部門に計864作が寄せられた。入賞作品は12日の鳥取市立中央図書館を皮切りに、県内4会場で巡回展示される。(井田慎一)