鳥取市今町2丁目の丸由百貨店で23日から、お中元用のギフト商品を値引き販売やばら売りする、恒例の「解体セール」が始まった。今年は物価高騰の中、少しでも安く、お買い得な商品を手に入れようと、いつにも増して大にぎわいとなっている。27日まで。
例年、この時期に開催される同セールは、百貨店品質の食料品が正規価格の半額程度で手に入るため、多くの客でにぎわう。売り場には約千種の食料品が並び、保存の利くそうめんやインスタントコーヒー、のりなどが人気だという。
物価高騰のまっただ中ということもあり、お得なチャンスを逃がすまいと、売り場には開店と同時に入場待ちの長い列ができたほか、ギフト用の箱入り商品をカートいっぱいに積み込む買い物客の姿が見られた。
鳥取市内の主婦(37)は「何でも高くなっているので助かる。食用油や子供用のジュースなど、保存できる物を選んで多めに買っておきたい」と話した。