国道482号の片側交互通行が可能に 台風7号の影響で全面通行止め

 台風7号の記録的豪雨による影響で道路崩落や損壊により全面通行止めになっていた国道482号の鳥取市用瀬町別府-同市佐治町栃原間(約22キロ)の応急仮設工事が完了し、1日、終日での片側交互通行が可能になった。半月ぶりの通行再開に地元住民らは「ようやく通行できる」と復旧への一歩を喜んだ。

 この日解除されたのは、国道482号の用瀬町別府の約600メートルと、佐治町森坪-高山間の約1キロの区間。通行止めになって以降、時間制限での片側通行や迂回(うかい)道路での走行となっていた。県道路企画課は同日までに道路の安全確認や通行止め看板の撤去作業を実施。午前5時に規制が解除されると、通勤や買い物などに向かう車が連なるように通行した。

 佐治町高山の長谷栄治さん(85)は「迂回道路は道幅が狭いし時間もかかった。買い物に行くにも困っていた」とほっとした様子。県災害復旧・復興本部同町現地事務所の奥本倫久所長は「何とか2週間で応急復旧にこぎつけた。住民の方々が以前の暮らしに戻れるよう、引き続き道路や河川復旧工事に対処していきたい」と話した。

 また同日付で佐治小、さじアストロパーク、佐治町B&G海洋センター、因州和紙伝承工房かみんぐさじが再開された。

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