鳥取市気高町浜村の新泉集落の共同浴場で、子育て中の母親に温泉で疲れを癒やしてもらう産後ケア事業が開かれた。生後5カ月前後の赤ちゃんを連れた母親9人が参加し、ゆったりと温泉を楽しんだ。
同浴場の一般開放事業の一環で、同浴場一般開放事業実行委員会と、産前産後の母子らを支援する施設「産後ケア やわらかい風」が共同開催した。
参加者は、共同浴場の近くにある公民館で、助産師や保育士の資格を持つスタッフなどに赤ちゃんを預けた後、順に入浴。風呂上がりに、近くの飲食店で昼食を食べ、日々の疲れを癒やした。
兵庫県新温泉町から参加した毛呂可奈さん(36)は「久しぶりにお風呂にゆっくり漬かれた。いい気分転換になった」と笑顔で話した。
同委員会の樽野直樹委員長は「今後もイベント形式で一般開放し、浜村温泉を多くの人に知ってもらいたい」と話した。