鳥取が誇る名産品は? 統計調査から全国上位を紹介 県がリーフレット作製

 鳥取県統計課は、国の統計調査の結果などから、県が上位にランキングされている項目を紹介するリーフレット「2023データで探そう! 鳥取県」を作製した。鳥取は何が名産なのか、子どもたちにも分かりやすく解説されている。

 農林水産省や総務省による直近の統計調査をもとに鳥取県の状況をまとめ、全国上位の産品などを紹介。農業や漁業などの1次産業や生活に関わる統計データを知ることで、郷土愛を育み、統計調査へ関心を持ってもらおうと毎年作製している。県内全ての小学校4~6年生や特別支援学校、市町村教委などに6600部を配布した。

 県内で水揚げした海産物の漁獲量では、ズワイガニが626トン、ベニズワイガニが2421トンと全国トップを誇っている。北の海をイメージするニシンは北海道が9割を占めているが、鳥取では全体の0・06%(約6トン)を漁獲しており、全国3位にランクインした。

 農産物では、県産ラッキョウの出荷量は全国の約4割を占める2670トンで、全国1位。スイカも全国5位の1万5500トンに上り、全国有数の名産地だ。

 また、家計調査データから、年間1世帯当たりの購入量や年間購入金額が多い食材・食品も紹介している。梨、カニ、カレイは購入量も金額も全国トップだった。そのほか購入量では卵39・6キロ、エビ2・0キロ、購入金額ではちくわ3432円、スナック菓子7820円-と、それぞれ全国1位の結果となっている。

 同課の高田美玖主事は「約70年前からの積雪量や最高気温の変化も紹介している。会話のネタにしてみるのも面白い」とお勧めしている。県のホームページ「とりネット」内の統計課のページにもデータを掲載している。

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