鳥取県と県内各市の教育委員会によるふるさと・キャリア教育推進事業「CHA3(チャチャチャ)プログラム」が、米子市大篠津町の美保中で実施された。同校の3年生と島根大、日本海情報ビジネス専門学校、YМCA米子医療福祉専門学校の学生、地域住民ら約70人が参加し、6~7人ずつのグループに分かれて6種類のテーマについて膝を交えて語り合った。
同プログラムは、中学生が地域の人たちや大学生らと出会って多様な価値観に触れ、生き方や働き方を学び、目標に向かって挑戦する態度を養うことを目的に2019年度から実施している。
参加者はグループごとに円になり、テーマに沿って自分の意見を発表した。「働くってどういうこと?」というテーマでは「成長」「生きがい」「お金を稼ぐ」など、それぞれが思うキーワードを書いたボードを見せながら議論した。
「生きていく上で必要だと思うものは?」「どんな大人になりたいか?」などのテーマでは、年代や立場の違う参加者が互いの意見に耳を傾けた。
参加した生徒の森川百子さん(15)は「地域の人と話し合っていろいろな経験を知ることができた。自分も地域の皆さんのようにすてきな大人になりたい」と話した。