境港観光協会(結城豊弘会長)は13日、鳥取県境港市大正町のみなとさかい交流館内にある市観光案内所で「ゲゲゲの鬼太郎丼」(1600円)の販売を開始した。お盆休みで訪れた観光客や鬼太郎ファンら大勢が買い求めている。15日まで各日50個の限定販売。
鳥取市のアベ鳥取堂が10年以上製造する人気弁当。通常はJR鳥取駅でしか買えないが、同協会が「ゲゲゲの鬼太郎」の作者故水木しげるさんの地元でも味わってもらおうと同社へ打診し、実現した。
容器が有田焼茶わんで、内側に妖怪たちがデザインされていることも特徴。第12弾となる現商品は「目玉おやじ」が茶わんのふろを楽しむ姿が描かれている。おかずは目玉おやじをイメージした練り梅入りのとうふちくわをはじめ、しぐれ煮風の鳥取牛、錦糸卵など多彩な味わい。
隠岐汽船に乗船する親戚の見送りに来た松江市上乃木の会社員、内田良忠さん(70)は「以前から気になっていたが、まさかここで買えるとは思わなかった。帰ってからじっくり味わいたい」と笑顔。同協会の安井徹仁シニアバイスマネジャー兼チーフエディターは「観光客だけでなく地元の人にも広めたい」と話した。各日とも正午から販売する。