各部門の受賞者表彰 大伴家持大賞

 鳥取市国府町ゆかりの万葉歌人、大伴家持を顕彰する公募短歌大会「第29回大伴家持大賞」(同市主催、新日本海新聞社など共催)の表彰式が15日、鳥取市富安2丁目のさざんか会館で行われた。「家」をテーマに全国から一般の部に2086首、児童生徒の部に1644首が寄せられ、入賞者の表彰式と選者の講評があった。

 最高賞の大賞に、一般の部は岩美町銀山の山口茂樹さん(71)の「築百年の我が家のリフォーム終わる朝木立を越えて初つばめ来る」、児童生徒の部は鳥取市立醇風小2年の山根はるかさん(7)の「岩の家オオサンショウウオどはくりょくわたしくらいの体ゆらして」が輝いた。

 表彰式で、山口さんは「今でも夢の中のよう。大賞受賞に深く感謝している」と感慨深げに話し、山根さんは「大賞を取れると思わなかったので、うれしかった」と笑顔を見せた。

 歌人の佐佐木幸綱さんと小島ゆかりさん、鳥取県歌人会顧問の北尾勲さん、塔短歌会編集委員の荻原伸さんが選考に当たった。

 また午前中には同市国府町町屋の因幡万葉歴史館・伝承館で「万葉フェスティバルin鳥取」も開催された。

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