囲碁の第４２期女流本因坊戦（新日本海新聞社、共同通信社主催）５番勝負第２局の前夜祭が１５日、対局会場となる鳥取県湯梨浜町はわい温泉の望湖楼で行われた。藤沢里菜女流本因坊（２５）と挑戦者の上野梨紗二段（１７）は「皆さんにいい碁をお見せしたい」と互いに健闘を誓った。
同町での開催は３年ぶり。第１局は藤沢女流本因坊に上野二段が先勝しており、大会長の河本義永県囲碁連盟会長は「第２局に期待している。精神的に大変だと思うが頑張って」と２人にエールを送り、開催地の宮脇正道町長、木本美喜県中部総合事務所長らが歓迎の言葉を述べた。
２人とも人気漫画「名探偵コナン」のファンだといい、藤沢女流本因坊は「対局会場はコナンに登場した旅館。対局室から見える湖の眺めも美しい」、上野二段は「自分の名前には梨の字が入っているが、部屋にあった梨ゼリーがおいしくて感動した」と語った。
第２局は１６日午前９時から望湖楼で打たれ、午後２時から金秀俊九段を解説者に迎えて大盤解説会が行われる。
