境港市出身の漫画家故水木しげるさんの生誕100年を記念した映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が17日公開され、同市の水木しげるロードでは、関係者が妖怪神社を参拝して映画のヒットを祈願した。
映画を水木さんの地元から盛り上げ、水木ロードのにぎわいにつなげようと境港市と水木しげるロード振興会、境港観光協会が企画。振興会の岡空晴夫副会長(74)が「インバウンド(訪日客)も増えており、水木しげる記念館がリニューアルオープンする来年は、映画との相乗効果で水木ロードに300万人が来てもらえるようにしたい」と述べた。
鬼太郎音頭保存会が踊りを披露し、アニメ版の着ぐるみの鬼太郎と岡空副会長、保存会の京久野幸子代表(78)が絵馬や映画の台本を奉納。この後、関係者が映画鑑賞のためJR境港駅から列車に乗り込み、鬼太郎らがホームで見送った。
映画はMOVIX日吉津(日吉津村日吉津)など全国約250館で上映される。