大阪・関西万博 準備状況や課題を確認 鳥取県、開幕500日前目前にPT会議

 30日に開幕500日前を迎える大阪・関西万博について鳥取県は27日、県準備推進プロジェクトチーム(PT)会議を開き、日本国際博覧会協会の担当者から聞き取った万博の準備状況に照らし、県の現状や課題を確認、整理した。

 同PTは県や商工、観光団体などで構成。同協会地域・観光部の川村泰正審議役がウェブ出席し、パビリオンの整備状況や契約状況について説明した。

 川村審議役は、観光事業者や旅行会社などがツアー商品などを登録し、来場者に地域への訪問を促す「オフィシャル・エクスペリエンシャル・トラベルガイド」について説明。出席者は登録方法や条件について質問し、観光団体は「近年の訪日客は旅先で次を決める傾向が強い」と、期間中の情報発信方法を尋ねた。

 県内の現状確認では、各部局が取り組みを説明。関西広域連合で設置する「関西パビリオン」内に設ける鳥取県ゾーンは、「まんが王国とっとり」を印象付ける導入展示のコンセプトが、作品の権利を持つプロダクションの了解を得たこと、参加を検討している国際交流プログラムはジャマイカと協働で進める考えであることなどが報告された。

 PT長の亀井一賀副知事は「情報共有を図ったが、抽象的な部分も多い。しっかりとした情報をつかみ、共有していきたい」と述べた。

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