「依存症は恐ろしい病気」 TOKIO元メンバー 山口達也さん体験語る

 アルコール健康障害と薬物依存症について考えるフォーラムが、境港市上道町のみなとテラスで開かれた。人気アイドルグループ「TOKIO」の元メンバー、山口達也さんが、アルコール依存症で苦しんだ体験を語り、会場に集まった約500人が真剣な表情で聞き入った。

 山口さんは「飲酒とアルコール依存症の関連性」と題して講演。2年間断酒していたが、一口酒を飲むと止められなくなり、気が付けば飲酒運転事故を起こしていた経験を語り、「アルコール依存症は軽視されているが、とても恐ろしい病気」と訴えた。

 また、「全ての始まりは不安だった」と振り返り、他者への劣等感や自己肯定感の低さからアルコールを摂取していたと告白。依存症の治療には「自分が持っているものに感謝して、何ができるか探していくことが大切。人と比べず、自分を認めることが第一歩」と話した。

 フォーラムでは、鳥取県断酒会や、薬物依存症リハビリ施設「鳥取ダルク」で活動する3人が体験を発表。依存症の苦しみや治療への決意を力強く語った。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事