西部名人戦3番勝負 塩見名人が制す

 鳥取県西部アマチュア将棋の最高峰「第45期西部名人戦3番勝負」(日本将棋連盟鳥取県西部支部、新日本海新聞社主催)が16日、米子市皆生温泉3丁目の三井別館で行われ、塩見晴義名人(31)=同市東福原8丁目=が、2年連続の顔合わせとなった本池達也五段(30)=同市西福原7丁目=との対決を制して、西部名人の座を守った。

 対局は両者が「相掛(あいが)かり」でぶつかった。1局目は序盤から積極的に仕掛ける本池五段に対し、塩見名人が粘り強く受け続ける展開。わずかな隙を見逃さなかった塩見名人が攻勢に転じると、本池五段は難しい選択が続く局面に陥った。2局目も塩見名人が攻撃を受けきった。

 塩見名人はタイトルを守り抜いて「素直にうれしい」と安堵(あんど)。本池五段とは小学生の頃から何度も対局してきた間柄だといい「出せる力は出せた。今後もいろいろな場面で戦っていくことになる」と気を引き締める。

 今年9月に岡山県倉敷市で行われた「第77回全日本アマチュア将棋名人戦」では県代表として出場し、決勝トーナメントに進出して32強入りした。塩見名人は「全国で結果を残していきたい」と精進を誓った。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事