手話の普及促進を目的にした「とっとり手話まつりinよなご」が17日、米子コンベンションセンターで開かれた。手話を使ったステージ発表やゲームなど多彩な催しがあり、会場は多くの来場者でにぎわった。
日頃から手話を使ったり学んだりしている人たちの発表の場を設け、多くの人に楽しく手話に触れてもらおうと、鳥取県聴覚障害者協会が毎年開催している。
ステージ発表には地元の認定こども園の園児や鳥取聾(ろう)学校ひまわり分校、県西部の小学校や高校などの児童生徒、手話劇団の5団体が参加した。境港総合技術高福祉科の生徒らは「みんなちがってみんないい~友達の輪~」をテーマに手話パフォーマンスを披露。ほかにも手話を使った歌やダンスなど多彩な発表が繰り広げられ、観衆は手話で拍手を送った。
同協会の石橋大吾事務局長は「イベントを通じて手話が多くの人に広がり、共生社会の実現につながってほしい」と話した。