すてきなクリスマスになりますように―。倉吉市の鳥取県立厚生病院で21日、職員らによるクリスマス演奏会が開かれた。サンタクロースの帽子をかぶった新人職員や研修医らが合唱などを披露し、入院患者に一足早いクリスマスを〝プレゼント〟した。
医師、看護師、薬剤師など、同病院の各部署のメンバーで構成する患者サービス改善委員会のイベント部が開催。一堂に会する演奏会は、コロナ禍の影響で4年ぶり。
新人職員はハンドベルで「ジングルベル」や「アメイジング・グレイス」を演奏し、研修医らのグループは演奏と歌で「なごり雪」などを披露。フィナーレで職員らが「ふるさと」を合唱し、演奏会を締めくくった。
入院生活が長いという50代女性は「知っている先生や看護師が出演していて楽しかった」と笑顔。イベント部リーダーで医療情報管理室の谷村しのぶさん(51)は「生の演奏を見て、聞いて楽しんでもらえた」とうれしそうに話した。