原体験からアイデアを 企業対象ビジネスセミナー ゲーム仕組みや要素応用

 ゲームの仕組みや要素をビジネスなどに応用する「ゲーミフィケーション」の手法を学ぶセミナーが、鳥取市のとりぎん文化会館で開かれた。県内企業の社員らが自身の原体験からビジネスのアイデアを生み出すこつを学んだ。

 中小企業の課題解決やビジネス創出につなげようと県産業未来創造課が企画。企業や自治体にゲーミフィケーションを提案する「セガエックスディー」(東京都)が講師を担当した。2回目となる今回は「県内の若者層に地元での購買や消費を活性化するアイデア」の具体化を目指した。

 ゲームを企画する際、楽しい思い出から着想を得ることを学んだ参加者は幼少期や学生時代の原体験を書き出し、共感を得られるエピソードを投票で抽出。「自転車で岡山まで行った」とのエピソードについて「スマホがなくても到着できたことが達成感につながった」「電子機器を使わない楽しさもある」などと背景を分析し、若者の消費行動に適したビジネスのアイデアを出し合った。

 リコーITソリューションズの山本大樹さんは「原体験から鳥取ならではのアイデアを生む重要性が分かった。事業立ち上げを支援しており、非常にためになった」と話した。

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