朗読やトークショーで会場盛り上げ 水木しげるロード生誕30周年記念イベント

記念館再開4月20日に

 水木しげるロード生誕30周年記念イベントが21日、境港市上道町の市民交流センター(みなとテラス)で開かれた。俳優ののんさんと、公開中の映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」でオリジナルキャラクターの水木役を演じる声優の木内秀信さんが登壇し、水木しげる作品の朗読やトークショーで会場を盛り上げた。

 朗読では、のんさんが「水木しげるの妖怪えほん」から、ぬらりひょんなど3種類の妖怪を紹介。木内さんは「総員玉砕せよ!」を登場人物の演じ分けをしながら迫真の演技で披露した。

 トークショーは妖怪や演技の話を中心に展開。好きな水木作品を聞かれたのんさんはゲゲゲの鬼太郎を挙げ、「子どもの頃にアニメを見ていて、妖怪を知るきっかけにもなった」と振り返った。木内さんは映画の裏話として「オリジナルキャラクターの水木は監督の思いも強かったので、最初のテストを何回も繰り返して自分の中に水木を落とし込んでいった」と語った。

 イベントでは、水木しげる記念館が4月20日にリニューアルオープンすると発表され、鬼太郎の父のコスプレ姿で現れた平井伸治知事が「皆さまのお越しをお待ちしています」と来館を呼びかけた。館長には庄司行男前館長が就任する。

 会場には県内外から水木作品のファン約800人が来場。同市渡町の会社員、渡裕さん(45)は「朗読では会場の空気が変わり、作品の世界観に没入できた」と話し、イベントを楽しんだ。

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