一足早い春を 見に来て 青谷の寒桜

 鳥取市青谷町日置谷の寒桜が見頃を迎えている。週末には満開の見込みで、多くの花見客でにぎわいそうだ。

 寒桜は同町奥崎、日置谷地区公民館近くの道路沿いにあり、毎年2月中旬ごろに満開となる。13日時点で5分咲き程度となり、満開となれば約10日間楽しめるという。

 以前から早咲きの桜として地元では有名だったが、約5年前から地区外にもアピールしようと日置谷の寒桜を守る会を結成。説明板も設置して徐々に知られるようになった。公民館と地元有志で管理している。

 寒桜は樹高6.5メートルで、樹齢90年以上と推定される。守る会の瀧恒夫会長(70)によると、茨城県にある桜の研究機関に鑑定を依頼し、寒桜としては全国的にみても古木、名木に値するとお墨付きを得た。

 公民館の敷地内には寒桜の幼木が3本植えられ、「日置谷の寒咲桜(かんさくら)」と命名して育てている。週末の17、18日には公民館で出店や農産物の直売などが行われ、寒桜の満開を祝う。

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