風情あふれる欧州描く 米子で大田さん個展

 鳥取県美術家協会員の大田澄江さん(伯耆町)の個展「油彩小品展」が1日、米子市両三柳のコミュニティプラザ百花堂で始まった。コロナ禍前に欧州各地を訪ねてスケッチした28点を紹介している。6日まで。

 大田さんは、ツアーではあまり目に触れることがない路地や何げない風景を好んで描いており、オリーブ畑越しにエーゲ海を望むギリシャの風景や、パリ市内の路地などを描いた作品を展示。素朴ながら風情あふれる各国の様子を伝えている。

 大田さんはテロや紛争の影響で絵の具までも持ち込み規制対象となったことや、復興半ばの国の人々のたくましい姿から改めて平和の尊さを実感したと述懐。「作品を通じて現地の空気感や色を感じていただきたい」と話した。

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