鳥取県内に住む本紙インターネット会員を対象に実施した「男女格差(ジェンダー・ギャップ)」に関する意識調査で、回答者の年齢や性別で分析すると、現状の捉え方や格差解消に向けた姿勢に大きな“ギャップ”があることが浮き彫りとなった。
ジェンダー・ギャップという言葉について、年代別に「聞いたことがある」と答えた人の割合を見ると、少数回答ながら10代は100%、意外にも70代以上が91・9%で続き、以下20代90・9%、50代86・6%となった。最も低いのは30代の74・6%。
このうち、ジェンダー・ギャップの意味を「理解している」「なんとなく分かる」と答えたのは、70代が83・1%で最も多く、続いて50代82・2%、20代81・9%-の順。認知度に続き理解度でも70代以上が上位となった。若者はジェンダー教育の影響や新たな価値観の浸透と捉えられるが、高齢層の認識の高さは男女格差の問題がメディアで取り上げられる機会が増えたことも影響したようだ。
しかし、男女格差解消の実現度の視点から検証すると一転して状況が変わる。