5年ぶりの通常開催となる鳥取マラソン(17日号砲)を前に、スタート地点に隣接する鳥取市福部町湯山の砂防林「海潮音の森」周辺で9日、新日本海新聞社、日本海ケーブルネットワークの社員や家族ら70人が保全や清掃活動に汗を流した。
海潮音の森は、本紙1面コラムから名前を取った0・72ヘクタールの松林。鳥取砂丘の景観を守ろうと、県や市、県東部森林組合(嶋沢和幸代表理事組合長)の協力で整備を進めている。この日の活動は、全国から訪れるマラソンランナーに気持ちよく走り出してもらおうと行った。
参加者は家族や友人と3班に分かれて活動開始。昨年植えた耐性松の成長を喜びながら木の周りの雑草を刈ったり、砂に埋もれた空き缶を拾い集めたりして熱心に作業に当たった。
家族と一緒に参加した鳥取市河原町の森田華永さん(8)は「松林の中で空き缶やプラスチックなどたくさんのごみを拾うことができた。とても寒かったけど楽しかった」と話した。