17日開催の鳥取マラソン2024に、ランナーと一緒に走りながら警備に当たる鳥取署の「ランニングポリス」が出動する。5年ぶりとなる通常大会に約3千人がエントリーする中、コース上や沿道のトラブル防止に努めようと、本番に向けて鍛錬を積んでいる。
ランニングポリスのメンバーは20~30代の若手署員で、健脚自慢の男女8人で構成。鳥取マラソンで4度の完走記録を持つ鳥取署留置管理課の亀屋佳一係長(38)がまとめ役となって指導している。
大会までに計12回の全体練習をヤマタスポーツパーク総合運動公園(鳥取市布勢)や県警察学校(同市伏野)で行う予定。それぞれの勤務時間が合わないことも多いため、個人練習も欠かさず本番に備える。
当日は「POLICE」と書かれた白いビブスとキャップを身に着け、2人一組の4チームで活動。ランナーや沿道の応援が集中するスタート地点の鳥取砂丘オアシス広場(同市福部町湯山)から宮下地区公民館(同市国府町宮下)までの約14キロを3区間に分け、各チームが交通事故やトラブルが発生しないよう目を光らせながら、リレー形式でつなぐ。
亀屋係長は「コロナ明けで久しぶりの通常大会。多くのランナーの方が思い切り楽しめるようサポートしたい」と意気込みを語る。