具象・抽象画や水彩画など並ぶ 鳥取で清水さん絵画展

 米子市の画家、清水芳武さん(81)の絵画展「具象から抽象へ」が3月29日、鳥取市丸山町のギャラリー330で始まった。具象・抽象画をはじめ、水彩画やデッサンなど、60年近く描きためてきた新旧作品77点を公開した。4月4日まで。

 20代の頃から絵を描き続け、次第に抽象表現を模索するようになったという清水さん。鳥取市での個展は初めてで、今展は「自己紹介のつもり」とほほ笑む。

 貧しくても家族のぬくもりを感じたという子ども時代の記憶を描く「家族物語」、目には見えない“物事の本質”を点や線などの要素で抽象的に表現した「点と線と面の所在について」など、主にこれまでの画業を代表する四つのシリーズ作を中心に並べた。

 絵画に対する思考や表現の変遷、試行錯誤の足跡をたどることができる、バラエティー豊かな展示構成となっている。清水さんは「絵を見て感じたことは何でも質問してくれるとうれしい」と呼びかけた。

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