石見神楽の迫力に歓声 松江真舞会 境港で公演と交流会

 松江市を拠点に活動する石見神楽同好会「松江真舞会」(斎藤史代表)の公演会と園児との交流会が、境港市外江町の外江公民館(柘植英敏館長)で開かれた。

 参加したのは、育成保育園(柏木克仁園長)の園児や保護者ら約60人。公演では、平安時代末期の源頼政の鵺(ぬえ)退治を題材にした石見神楽「頼政」が披露された。3匹の小猿役が観客席を走りまわったり、観客と一緒に相撲をとったりする楽しい演出もあったが、最後の鵺との決闘場面ではあまりの迫力に歓声や悲鳴も飛び交うなど大いに盛り上がった。

 松江真舞会は、昨年8月に、同保育園で石見神楽「大蛇」の公演をしており、それをきっかけに園児たちは神楽に興味を持ち、自主練習を始め、練習の成果を地元公民館祭りや育成神楽祭りのステージで披露している。

 この日の公演の前後には、同会が園児たちに石見神楽の立ち振る舞いや太鼓のたたき方などを指導。実際の衣装を着せてもらい記念写真を撮ったり、さまざまな質問をしたりして交流を深めていた。

 公演を見た柏木園長は「保育園での公演では大人の演者が多かったが、今回の公演では小学生の演者も多数いて、神楽をより身近に感じより興味をもってもらえたと思う」と話した。

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