米子市東福原5丁目の福米東小(井田剛校長)で10日、同市出身のオペラ歌手佐田山千恵さんを招いた公演会があった。全校児童約540人は、オペラについて学び、体育館内を包む美しい歌声に耳を傾けた。
鳥取県文化振興財団の主催で、児童・生徒を対象とした文化芸術事業の一環として開いた。
佐田山さんはオペラについて「せりふではなく歌で物語をつなぐ」と解説し、マイクを使わないことや発声法についても紹介。公演では山城裕子さんのピアノ伴奏でプッチーニ作曲の「私のお父さん」や、ジブリ作品の主題歌「いつも何度でも」といった名曲の数々を披露した。
また、鳥取ゆかりの唱歌「故郷」を全員で合唱。アンコールの拍手に応えイタリア歌曲の「オー・ソレ・ミオ」を歌い上げて公演を華やかに締めくくった。