境港市の境港に13日、国際クルーズ客船「ハンセアティック・スピリット」(1万5651トン)が初入港した。欧米人を中心とする約180人の乗客が境夢みなとターミナル(同市竹内団地)に降り立ち、国立公園・大山や松江城、南部町のとっとり花回廊などを観光した。
同船は、ドイツの船会社「ハパグロイド・クルーズ」が運航する高級クラスの探検船。航海は9日に北海道・小樽港を出発し、日本各地や韓国を巡って25日に同港に戻る。
船内のラウンジで歓迎式典があり、境港管理組合管理者の平井伸治鳥取県知事が「今の季節はマグロやスイカの最盛期。ぜひ楽しんでほしい」とあいさつ。クラース・フィッシャー船長は「温かい歓迎を受け、感謝している」と話し、関係者が記念品を交換した。同船はこの日午後5時ごろ、韓国・釜山港に向けて出港した。
境港には今年、計31回のクルーズ客船の寄港が予定され、今回が20回目となった。