カジカガエル守ろう 生息する清流保つ 落葉樹など植樹 三朝の山林 TOYOTA SOCIAL FES!!2024

 「TOYOTA SOCIAL FES‼2024~カジカガエルを守ろうプロジェクト~」(三朝温泉かじか蛙(がえる)保存研究会、新日本海新聞社主催、トヨタ自動車協賛)が23日、三朝町内で開かれた。県内外から集まった40人が、同町のシンボル、カジカガエルが生息する三徳川の清流を保とうと、上流域の里山に落葉樹などを植樹した。トヨタ自動車が全国で行う環境保全活動の一環で、同町内での活動は2012年から続いている。

 参加者は同町高橋のバンビセンターで、同研究会の塩谷俊樹事務局長から「他のカエルと違い、4本の足の先に急流に流されないための大きな吸盤が付いている」などの話を聞いて、カジカガエルの生態を学んだ。同町神倉の山林に移動後、三徳川支流の小鹿川に豊富な栄養を含んだ水が供給されるよう、保水力の高いミズナラやクヌギの落葉樹など計100本の苗木を植える作業に汗を流した。

 昨年に続き参加した琴浦町美好の会社員、日置新太郎さん(45)は「定着していない苗木も多い。植樹を継続することがいかに大事か痛感した」と話しながら、一生懸命にスコップを振るった。

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