「信じてた」「ありがとう」-。劇的な同点、そして逆転。第106回全国高校野球選手権鳥取大会の決勝が25日、鳥取市のヤマタスポーツパーク野球場であり、鳥取城北が九回裏に逆転サヨナラ勝ちして6年ぶりの甲子園出場を決めた。懸命の応援を続けた一塁側スタンドの応援団は泣きながら抱き合って勝利を喜び、ナインの健闘をたたえた。
一塁側スタンドには総勢約600人の生徒と保護者、OBらが駆け付け、赤いメガホンを打ち鳴らした。吹奏楽部の野口奈央部長(17)=3年=は「力を与える演奏をしたい」と球場に大音量を響かせた。