個性的な店 入れ替え みなとテラス カフェ施設で新たな試み 市民が活躍できる場を提供

 境港市民交流センター(みなとテラス)の2階にあるカフェ施設で、チャレンジショップの試みが始まった。出店者を公募し、おおむね4カ月単位で入れ替わる。1店舗目はノンアルコールカクテルや食事も提供する「Cafe アンブレラ」。2店舗目以降も個性的な店が控えている。

 同センターは市民図書館やホールを備える複合施設として、2022年7月にオープン。以来、指定管理者のきさらぎ・さんびる企業共同体の代表会社のきさらぎ(同市)がカフェ業務を担ってきたが、社内事情もあって今年2月中旬から休止していた。

 カフェ再開を巡っては、全国チェーン店からの出店照会も寄せられたが、市民交流センターの設置目的を踏まえ、「市民が活躍できる場を提供しよう」とチャレンジショップを企画した。

 1店舗目となる「Cafe アンブレラ」を出店した矢倉文昭さん(56)は、同市内でスナックを経営する。新型コロナを契機にカフェ経営を考え、「境港の隠れ家的お店を紹介し、地域の人と交流するカフェを目指す」をコンセプトに掲げる。鳥取県産和牛の特製カレーライス、プリンなど市内の焼肉店やケーキ店の味も提供。即興のノンアルコールカクテルも売りで、「将来的には猫カフェでもやってみたい」と話す。営業は10月31日まで。

 2店舗目(11月~来年2月)は米子の業者による自家焙煎(ばいせん)のコーヒースタンド、3店舗目(来年3~6月)は境港市内のゲストハウスオーナーのトラベル&語学レッスンカフェが登場する。

 みなとテラスの木村卓哉支配人は「将来のステップアップのための場として、いろんなテーマ、コンセプトを持った方に使ってもらいたい」と呼びかけている。

 出店は、境港市在住、または中海圏域内で開業予定か既にカフェを経営している▽食品衛生責任者資格を取得している▽サービス・販売物についてトレーサビリティーが説明できる-ことが条件。出店料は月額2万9700円。問い合わせは電話0859(46)0471、みなとテラスへ。

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