認知症への理解深めて 町包括支援センターが啓発

 若桜町包括支援センターは、認知症への理解を深める啓発イベント「オレンジガーデニングプロジェクト」を行った。町内の事業所に認知症啓発のシンボルカラーであるオレンジ色のマリーゴールドの苗を配り、認知症になっても暮らしやすいまちづくりへの理解を呼びかけた。

 9月の世界アルツハイマーデーに向けて、昨年から実施している。同センターが主催する、認知症に関心を持つ住民の集い「虹のカフェ」の利用者ら7人が参加した。

 オレンジ色の衣服を身につけた参加者が二つのグループに分かれ、社会福祉協議会や観光協会など町内8カ所の事業所を回った。虹のカフェの利用者らが育てたマリーゴールドの苗48本を事業所の職員らに手渡した。

 同センターの社会福祉士、林郁子さんは「今年1月には認知症基本法が施行された。認知症になっても活動でき、個人が尊重される地域になるよう理解を深めてもらいたい」と話した。

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