湯梨浜町在住の高校生アーティスト、SAWA(本名・長谷川桜和)さん(16)が8月10~12日、倉吉市宮川町のコミュニティプラザ百花堂で初の個展を開く。スプーンの先から滴り落ちるペンキで線を描く「スプーンアート」と呼ばれる作品を手がけるSAWAさんは、夢だった個展の開催を前に「自分の絵を多くの人に知ってもらいたい」と意気込んでいる。
幼少期から絵を描くことが好きだったというSAWAさんは、テレビ番組で紹介されていたスプーンアートに魅了され、2年ほど前から独学で挑戦。時間を見つけては、自宅で制作活動に励んでいる。
作品は、スプーンで表現した特徴的な線をアルコールインクマーカーやアクリル絵の具を使って着彩。テーマや作品名は設定せず、その時の気分に合わせて描いており、作品ごとに異なる色使いが目を引く。
個展では、ペン画を含む大小さまざまな作品約40点を展示する。期間中、SAWAさんは在廊し、作品の説明や制作も行う予定。
初の個展に「緊張しているが、とても楽しみ」と話すSAWAさん。「独特な世界観を楽しんでもらえたら」と来場を呼びかけた。