境港市の水木しげるロード恒例の土曜夜市が7月27日、始まった。初日は妖怪紙芝居や大道芸などを目当てに観光客や市民がそぞろ歩きを楽しんだ。8月17日までの毎週土曜日、約800メートルを歩行者天国にしてイベントや屋台を繰り広げる。
商店主ら有志が2018年に復活させ、今回で6回目を迎える。初日のメイン会場となった同市本町の水木しげる記念館前では、鬼太郎と大山のカラス天狗(てんぐ)との戦いを描いた紙芝居や大道芸などが披露された。
ステージ前には、観光客や市民が集まり、おなじみのキャラクターが次々と登場する紙芝居に見入っていた。
大阪市から家族で観光に訪れた山内幸美さん(49)は「営業が終わっている店も多く残念な気がしていたが、催しがあって良かった。マンホールにも妖怪の絵が描いてあり、まちの雰囲気を楽しむことができた」と話した。
土曜夜市は午後6~9時。17日には妖怪の仮装で通りを練り歩く仮装パレードが行われる。