障害者ら自然体験促進 ジオパークエリア観光地 バリアフリー環境調査

  • 砂丘内をサンドバギーで移動しながら、観光ガイド(右)の案内を受ける福永支部長(中央)と山口教授(左)=2日、鳥取市福部町湯山の鳥取砂丘

「行きたい場所」から「行ける場所」に-。鳥取砂丘など鳥取県東部の山陰海岸ジオパークエリア内の観光地でバリアフリー環境調査が行われている。専門家や障害のある当事者が、観光施設や飲食店などを巡りながら障害者や高齢者に配慮されているかをチェック。バリアフリーの視点でまとめた観光パンフレット案を制作し関係者に提案することで、障害者らにとってハードルが高く感じられる自然体験型観光のユニバーサルデザイン(UD)の促進につなげる。

 調査をしているのは、鎮西学院大(長崎県諫早市)の山口弘幸教授(障害者福祉)。山口教授は、障害者や高齢者が安心して旅を楽しめる在り方を探るため、2019年から全国のジオパークエリアで、バリアフリー調査や観光ガイドに対する車いすの介助研修などを実施している。

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