鳥取生息、剝製標本100点寄贈 清末さん、日本唯一の鳥類研究所に

  • 秋篠宮総裁から感謝状を受け取った清末さん
  • 寄贈したクマタカの剝製

 自然に親しむ会会長の清末忠人さん(92)=鳥取市元町=が、鳥取県内に生息する鳥類の剝製標本約100点をわが国唯一の鳥類研究所として知られる山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)に寄贈し、同研究所の総裁を務める、秋篠宮さまから感謝状を贈られた。国、県の絶滅危惧種に指定されている猛禽類(もうきんるい)のクマタカなど貴重な種類も含まれ、今後は日本の野鳥研究に役立てられる。

 寄贈された剝製標本は県内の山野や海、川、池などにすみ、ビルや校舎などに衝突して事故死した野鳥など、1952年から70年以上にわたって収集保存したもの。持ち込まれた鳥を子どもたちの教材として役立てようと県の許可を得て、清末さん自ら剝製標本を製作。学校の授業や愛鳥週間の行事などで展示し、子どもたちに生態や愛鳥精神などを教えてきた。

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