復活した「海の道」 定期貨客船が運航再開 境港と東海結ぶ

 境港(鳥取県境港市)と韓国・東海(トンヘ)を結ぶ貨客船「イースタンドリーム」(1万1478トン)が3日、5年ぶりに定期運航を再開した。同市竹内団地の境夢みなとターミナルで記念式典があり、関係者が復活した「海の道」の発展を願った。

 

 境港-東海間の定期航路は2009年、韓国のDBSクルーズフェリーがイースタンドリームを使って就航したが、日韓関係の悪化で19年に休止。同船を取得したトゥウォン商船(韓国)が運航を再開した。

 第1便は午前9時ごろ、東海からの乗客ら約70人を乗せて境港に入港。乗客らはバスで鳥取砂丘(鳥取市)や白壁土蔵群(倉吉市)、国立公園・大山(大山町)、松江城(松江市)などの観光地に向かったほか、持ち込んだ自転車でサイクリングを楽しんだ。

 式典には約50人が出席し、トゥウォン商船の李錫基(イソッキ)社長は「実家に帰るために使うような航路にしたい。パズルのピースを埋めるように足りない部分を補い、より良い航路となるよう努力する」とあいさつ。関係者がくす玉を割って再開を祝った。

 貨客船は毎週1往復で運航。境港には土曜午前9時に到着し、日曜午後7時に出港する。

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