村の男たちはくわで家族を手にかけた―。91歳女性が証言する沖縄戦の集団自決

「息絶えた母の横で、死んだふりをして生き延びた」逃げ場のない島で起きた地獄絵図

  • 「平和の礎」を訪れ、手を合わせる大城静子さん(右)と妹の喜久村清子さん=6月23日、沖縄県糸満市の平和祈念公園
  • 沖縄・慶良間諸島、渡嘉敷島
  • 1945年3月27日に米軍が撮影した、渡嘉敷島を進軍する米兵(沖縄県公文書館所蔵)
  • 渡嘉敷島での集団自決を生き抜いた大城静子さん=6月、沖縄県糸満市
  • 集団自決が行われた山中に立つ慰霊碑=3月、沖縄県・渡嘉敷島

 太平洋戦争末期の1945年3月27日、沖縄県の渡嘉敷島(渡嘉敷村)に米軍が上陸した。渡嘉敷島は沖縄戦で最初に戦火に巻き込まれた慶良間諸島の一つ。逃げ場のない島でパニック状態に陥った住民は「集団自決」...

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