鳥取市の夏の夜空を彩る「第71回市民納涼花火大会」(鳥取しゃんしゃん祭振興会、新日本海新聞社主催)が15日、同市の千代河原市民スポーツ広場で開かれた。浴衣姿の家族連れや観光客など約10万人(主催者発表)が会場に足を運び、5年ぶりに夜空に咲いた5千発超の大輪の花を堪能した。
2019年以降、新型コロナウイルスと台風の影響で中止が続き、花火大会の復活は5年ぶり。「花火万華鏡」をテーマに4部構成で華やかに展開した。
今年で60回目を迎えた「鳥取しゃんしゃん祭」の傘踊りでおなじみの曲「しゃん☆しゃん☆しゃんぐりら」に合わせた音楽花火で幕開け。しゃんしゃん傘をイメージした花火で会場を盛り上げた。
「スターマイン(高速連発花火)」で、華やかな色と模様の万華鏡を表現。鳥取砂丘のハマヒルガオや夏の日本海、風紋、白うさぎなどをイメージした花火が夜空を照らすと、見物客の拍手や歓声が響いた。フィナーレでは光の密度が増していく“黄金連打”の大輪が夜空にはじけ、会場は最高潮の熱気に包まれた。